ご葬儀の流れFunerary Rituals
しめやかに故人を送るために
故人との最期のお別れのセレモニー お葬式。
「お葬式ってどうしたらいいの?」
「わからないから心配」という方のために
お葬式の一連の流れをご紹介いたします
皆様のご参考としていただければ幸いです
※こちらはあくまでも秋田県湯沢雄勝地方の風習によるご葬儀の流れです。地域・宗派により風習が異なりますのでご了承下さい。
※その他、ご予算やご要望に合わせ変更することも可能ですので、お気軽にご相談ください。
ご逝去日
病院・施設等からのお迎え
医師により死亡が確認され、死亡診断書が発行されます。
ご遺体の処置後、ご遺体の搬送となります。
事故や事件性のある場合には警察の指示により検死を受け、死体検案書が発行されます。
ご遺体の搬送は
0120-72-6606
(24時間・365日体制)
へお電話ください
ご遺体搬送
スタッフが寝台車でご安置場所まで搬送しますが、その際ご遺族が同乗することも可能です。
ご遺体を安置し、枕飾り・ドライアイス等の処置をします。
菩提寺・宗教者の方への枕経のお願いをします。
※深夜帯であれば翌朝にご連絡します。
ご逝去日~2日目
打ち合わせと諸手続き
スタッフが打ち合わせに参ります。
菩提寺・宗教者の方と相談の上、葬儀日程を決定します。
火葬の予約代行も承りますので、スタッフまでお申し付けください。
死亡診断書/死体検案書を持参して市区町村役場などに届け、火葬許可証の交付を受けます。
2日目~3日目
ご納棺
死装束として経帷子をお着せしてご納棺いたします(宗派による)。
※納棺師の手配も可能です。
棺には故人の愛用の品等を一緒に入れますが、金属等の燃えにくい物は避けるようにしましょう。
お通夜のお料理も承りますので、スタッフまでお申し付けください。
3日目~4日目
出棺・火葬~葬儀・告別式
最期のお別れ(別れ花)をして、喪主から順に釘打ちの儀式を行います。
火葬場・葬儀式場ではスタッフがお手伝いいたします。
導師(宗教者)による葬儀・三十五日法要後、故人を偲び参列された皆様を労うため、ご会食(直会)の席を設けます。
終了後・忌明け~各法要
終了後
後日、会葬者名簿や香典の整理を行い、忌明け(仏送り)や納骨の準備を行います。
期限までに保険等、残りの諸手続きを進めていきます。
ご法要等も承りますので
お気軽にご用命くださいませ
ご葬儀豆知識
※このQ&Aは、地元情報誌「matChu」の広告欄に掲載された広告を抜粋し、加筆・再編集したものです
※宗派・地域により異なる場合がございますのでご了承ください
ご香典1表書き | ご香典2裏書き | ふくさの包み方 |
服装について | 服装について2 | 焼香の方法 |
宗派による 焼香の違い |
好ましくない 行動 |
玉串奉奠 (たまぐしほうてん) |
ご香典1 表書き
第一回目はのし袋の表書きのQ&Aです。ご祝儀と違い、宗派による表書きや名前の書き方など戸惑うことも多いのではないでしょうか。
- のし袋はどれも同じ?
- ご葬儀や法要で使用するのし袋の水引は、白黒・双銀などの結び切りの物を用います。
- 不祝儀には薄墨を使って文字を書くと聞きましたが?
- 正式には薄墨ですが、市販の筆ペンでも構いません。
- お札はどのように入れますか?
- お札は、風景の書かれている側を表にして(人物の方は裏)袋に入れます。新札を避けるのがマナーですが、どうしてもご用意できない場合は、新たに折り目を付けて入れるようにしましょう。
- 自分の名前を書くときの注意点は?
- 氏名はフルネームで、下段(水引の下)中央に書きましょう。
ご香典2 裏書き
第二回目の今回はのし袋の裏書きについてです。名前や金額の書き方など、ふと疑問に思う、ちょっとした豆知識をお送りします。
- 裏の名前や、金額はどのように書くのですか?
- 郵便番号・住所・氏名(フルネームで)を記入するのがマナーです。住所が記入されていない場合、ご遺族が住所を全て調べなければならないといったことにもなりかねません。
金額は漢字で記入するようにしましょう。金額の最後に「也」はいりません。
漢数字は、壱(一)・弐(二)・参(三)・阡(千)・萬(万)などの数字に注意して書きましょう。
例:金五阡円 金壱萬円 etc・・・ - 水引ののし袋の中包みの折り返しは、どちらが上ですか?
- 中包みは、折り返した三角形の部分が下に向くようにします。そうすると重なりが下を向いて悲しみの心を表すといわれます。
※逆にご祝儀の場合は「喜びが天に届くよう」上向きにします。
ふくさの包み方
第三回目はふくさの包み方です。弔事・慶事ともにご使用になる機会も多いと思います。不祝儀の場合にはご祝儀とは包み方が逆になるので、少し注意が必要です。
- 香典袋を包む時に使う布のようなものは何というのですか?
- 香典をお持ちになる際、香典袋を包む小さな風呂敷のことを「ふくさ(袱紗)」といいます。
ご香典は、ふくさに包んでお通夜または告別式に持参するのが基本的な礼儀となっています。ふくさに包めば香典袋が折れたりしわにならずに持ち運べます。 - ふくさを持っていないので、香典袋はそのまま出してもよいですか?
- ビニール袋に入れたままや、むき出しのままお持ちになるのはマナー違反です。手元にふくさがなく、どうしても準備できないという場合には、白や黒のハンカチ等に包んでお持ちになるとよいでしょう。
- ふくさを購入する際に気をつけることはありますか?
- ふくさは、色によって弔事に使用できるものとできないものがあり、基本的に金色や赤系統の色(朱・桃色等)は慶事用です。
弔事で使うふくさには、青、緑、灰色等の色があります。
紫色は、弔事・慶事どちらも使用できるので便利です。 - ふくさの包み方を教えてください。
- ふくさを包む順番は慶事とは逆になります。まず、ふくさを◇型に置き、中心よりやや右寄りに香典袋を置きます。包み方は右→下→上→左という順番になります。
※最近では、簡易型の金封タイプや爪付き・台付きのタイプも売られています。
服装について
今回は、葬儀前に伺う時やお通夜の服装についてです。訃報を受けてから取り急ぎ伺うまでの服装についての疑問にお答えします。
- 親戚が亡くなり、取り急ぎ顔を出したいのですが、どういった服装で伺えばいいのでしょうか?
- 亡くなった直後に不幸を聞き、駆けつける時は「地味な平服」で構いません。
※逆にきちんとした喪服で伺うと、「以前から準備していた」という印象を与えかねないので、避けるようにしましょう。 - お通夜(納棺)に伺う時の服装を教えてください。
- こちらも「取りあえず駆けつける」といった意味合いが強く残っていますので、グレーや紺のジャケットなど、地味な平服で構いません。
納棺のお手伝いをするケースもございますので、ある程度動きやすい服装をお勧めします。
※他の地域では「仮通夜」「本通夜」等に分かれ、正式な喪服を着用する場合もありますので、ご注意ください。
服装について2
前回に引き続き服装についてですが、今回は葬儀当日の服装についてご紹介していきます。
- 葬儀や火葬場での服装を教えてください。
- 葬儀では、遺族の3親等までは正式(モーニング・和装)が基本ですが、最近では略式の礼服の方も増えています。
特に和装の場合、着付けに時間もかかるので、余裕をもって準備をしましょう。また、レンタルすることもできますが、フォーマルウェア等一式を持っておいた方がよいでしょう。
火葬に参列される側は、略式の礼服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)を着用します。 - 冬期の葬儀に参列する際、コートの着用で注意することは?
- 冬場はコートなどの上着をを着用することになりますが、建物内に入る際に脱ぐようにしましょう。受付や焼香所が屋外の場合は、焼香時以外は着用していても構いません。
※手袋やマフラーも同様ですが、「殺生」をイメージする毛皮や皮革など、生き物の革製のものは避けましょう。
焼香の方法
宗派による詳しい回数・作法などは次回にご説明いたしますが、今回は基本的な焼香の仕方についてご紹介いたします。
- 焼香はどのようにしたら良いのでしょうか?
- 焼香の方法は、宗派により多少の違いがありますが、
①まず、「右手」の親指、人差し指、中指の3本でお香を少量つまみ、手を返して額の高さまで上げます。その際、「左手」は右手に軽く添えます。 (これを「おしいただく」といいます)
②お香をつまんでからおしいただき、炭の上に落とします。これを1~3回(宗派により変わります)行います。
※宗派によっては香をおしいただかずに焼香をします。
※火葬場・葬儀の参列者が多い場合、規模によってはお気持ちを込めて1回の場合があります。
宗派による焼香の違い
前回では、基本的な焼香の作法についてご説明しました。今回は宗派による焼香の違いについてご紹介します。
- 宗派によって、焼香の仕方や回数が違うと聞きました。どのような違いがあるのでしょうか。
- 焼香の回数や作法は、宗派によって多少の違いがあります。詳しくは下記をご覧ください。
曹洞宗
1~2回1回目は額におしいただき(主香または真香)、2回目はそのまま焼香(従香)する。 浄土真宗本願寺派
(お西)
1回お香はおしいただかずにそのまま焼香する。 真宗大谷派
(お東)
1~2回お香はおしいただかずにそのまま焼香する。 浄土宗
1~3回特に決まりはない。 天台宗
1回または3回特に決まりはない。 日蓮宗
1回または3回特に決まりはない。 日蓮正宗
3回額におしいただきながら焼香する。
好ましくない行動
葬儀は亡くなった方とのお別れの儀式です。その反面、懐かしい顔ぶれや親戚に会える場でもあります。ついつい思い出話に花が咲いたり・・・。それでは葬儀の際の好ましくない行動とはいったいどういったものなのでしょうか。
- 不幸の知らせを受けたら深夜でも駆けつける?
- 以前は深夜であってもとりあえず駆けつけるのが良しとされてきましたが、近い親戚の方以外の訪問は夜10時以降は遠慮するようにしましょう。
- 駆けつけた際に喪家に長居をしてもよい?
- ご遺族は想像以上に忙しく、肉体的・精神的に疲れています。
そこへ長居をしたり長話をしたりするのはマナー違反です。逆にご近所だったり家族ぐるみの付き合いだったりした場合は、何か手伝うことがないかを伺い、細々とした事などを進んでお手伝いされるのがよいでしょう。 - 葬儀中、知り合いを見つけたので世間話をしてもよい?
- お葬式では、懐かしいお知り合いに会うこともあるかと思いますが、仕事の話や近況など世間話をするのはマナー違反です。葬儀は同窓会の場ではありません。遺族への最低限のマナーとして、私語は斎場(葬儀式場)を出た後にしましょう。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)の方法
第九回目は神葬祭等で行われる玉串奉奠の方法についてご紹介します。仏教葬儀と違ってなかなか馴染みのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 玉串奉奠の方法を教えてください。
- 玉串奉奠の基本的な作法については、下記のようになります。
①自分の順番が来たら前に進み出て、喪主・遺族・神職の順に一礼。
②神職より玉串を受ける。右手で根元を上から持ち、左手は下から葉を支える形で持つ。
③玉串案の前に進み、案の手前に立つ。玉串を目の高さに捧げ、神前に一礼。
④右手で持っている根本を手前にして玉串を縦にする。
⑤1歩下がり、二礼してから(音を立てずに)柏手を二回打つ。最後に一礼。
※この時の柏手は「忍手(しのびて)といい、音を立てずに打つのが作法です。
⑥遺族、神職に一礼して退場。
※尚、玉串奉奠の作法は各地域の神社や教派(十三派)により異なる場合がございます。